結論:韓国 eSIMは、eSIM対応スマホで短期滞在する人のほとんどにとってベストな選択です。韓国の電話番号(010)が必要なら物理SIM、eSIM非対応の端末や複数人でシェアするならポケットWi-Fi。韓国の3キャリア(KT・SKテレコム・LG U+)の旅行者向けプリペイド料金は同じなので、選ぶべきは「キャリア」ではなく「形式」です。
韓国旅行クイックガイド
スマホ・通信:出発前に韓国eSIM(Airalo)を日本のWi-Fiで設定しておけば、空港のカウンターに並ばずに済みます。
入国手続き:K-ETAは日本人に必要かを確認し、入国カード(e-Arrival Card)を出発前に提出。
空港から市内へ:仁川空港からソウル市内へのアクセス比較。きっぷはAREX直通列車(KKday)でも買えます。
入れておきたいアプリ:NAVER Map(日本語表示あり)、Kakao T(タクシー)、Papago(翻訳)は日本にいるうちにダウンロードを。
現地ツアー:GetYourGuideでソウルのツアー、KKdayでKTXや韓国限定パス。
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韓国旅行の準備で意外と迷うのが通信手段です。日本のキャリアのローミング、韓国 eSIM、現地のSIMカード、日本で借りるポケットWi-Fiと選択肢が多く、比較サイトによって言うことも違います。ソウルに住んで日本から来る友人を何度も空港で迎えてきた経験から言うと、決め手は「料金」より「着いた瞬間につながるか」と「韓国の電話番号が必要か」の2点です。
この記事では、KT・SKテレコム・LG U+の公式ページとAiralo、日本のキャリア(ドコモ・楽天モバイルなど)の公式情報(2026年9〜10月確認)をもとに、韓国 eSIM・SIM・ポケットWi-Fiの違いと選び方を整理します。円換算はウォンが100円=約847ウォン、ドルが1ドル=約158円(2026年10月14日)の参考値です。
要点まとめ
- 韓国キャリアのeSIM・SIMは3社とも同じ料金:1日6,500ウォン(約770円)、3日18,000ウォン(約2,120円)、7日35,000ウォン(約4,130円)、30日71,500ウォン(税込)。
- データ無制限が不要なら、Airaloなどの旅行用eSIMが安い:3日1GBで4.00ドル(約630円)、7日5GBで10.00ドル(約1,580円)。
- 韓国の010番号がもらえるのはキャリアの商品だけ。KTは空港での対面本人確認が済むまで通話・SMSが使えません。
- 韓国のポケットWi-Fiは1日単位のレンタル:LG U+は1日4,400ウォン〜、SKテレコムはオンライン予約で1日3,300ウォン。
- キャリアの「無制限」は速度制御つき:KTは1日11GBを超えると5Mbps、SKテレコムは最大100Mbps。
- 日本のキャリアのローミングも選択肢:楽天モバイルは海外で毎月2GBまで無料、ドコモ「世界そのままギガ」は24時間980円。
- 日本で設定したeSIMは着陸直後からつながる。これだけはどのカウンターにもまねできません。

目次
韓国 eSIM・SIM・ポケットWi-Fi・ローミングの違い
どれも「韓国の携帯ネットワークにつなぐための入れ物」が違うだけです。eSIMはスマホにダウンロードするSIM情報で、受け取りも返却もありません。物理SIMはスマホのトレイに差し替えるチップで、空港カウンターでの受け取りとパスポート確認が必要、日本のSIMは旅行中お財布で保管することになります。ポケットWi-Fiは複数の端末で共有できる小型ルーター。日本キャリアのローミングは、いまのSIMのまま韓国の回線を借りる方法です。
電波の入りやすさは大きな違いになりません。韓国の3キャリアはどれも全国のインフラで旅行者向け商品を出していて、Airaloの韓国eSIMもSKテレコムの回線を使っています。違いが出るのは、少ないデータ量での料金、電話番号の有無、そして到着後の最初の1時間を行列で過ごすかどうかです。
1. 韓国 eSIM:ほとんどの旅行者におすすめ
eSIMはオンラインで買い、QRコードやリンクで受け取って、日本のWi-Fiがあるうちにインストールします。ただし同じ「韓国 eSIM」でも中身は2種類あり、混同すると割高になります。
韓国キャリアのeSIM(KT・SKテレコム・LG U+)は、物理SIMと同じプリペイドプランのeSIM版です。SKテレコムのLTE eSIMは最大100Mbpsのデータ無制限に、韓国内での着信・SMS受信無料が付き、韓国以外のパスポート所持者専用です。LG U+は速度制限なしの無制限5G/LTEを6,500ウォンからとうたい、オンライン10%割引で5,850ウォン、3日以上のプランなら空港受け取り時にT-moneyカードが無料で付きます。

旅行用eSIM(Airaloなど)は、同じ回線のデータを決まった容量だけ、ずっと安い入口価格で売っています。2026年9月29日時点のAiraloの韓国プランは、4.00ドル(1GB/3日)、9.00ドル(3GB/7日)、10.00ドル(5GB/7日)、18.00ドル(10GB/7日)、11.00ドル(5GB/30日)、49.00ドル(50GB/30日)、無制限は3日12.00ドル、7日29.00ドル、30日69.00ドルでした。料金は変わるので、購入前にAiraloの韓国eSIMページで最新価格を確認してください。
旅行用eSIMは基本的にデータ通信専用です。韓国の番号もSMS認証も着信もありません。LINEやKakaoTalk、NAVER Mapが中心の旅行なら困ることはほとんどありませんが、韓国の認証コードをSMSで受け取る必要がある人には向きません。そこが物理SIMを選ぶ理由になります。2泊3日程度でSNSと地図がメインなら3〜5GBのプラン、動画をよく見る人や推し活で写真・動画を大量にアップする人は無制限プランが安心です。

2. 物理SIM:韓国の010番号が必要な人向け
KTはプリペイドSIMのページで「すべての携帯番号は010で提供」と明記し、同じ期間で3種類のプランを出しています。データのみ、データ+約60分の通話、そして無料の交通カードが付いてデータのみより安い「Data & Travel」です。3日なら18,000/23,500/16,200ウォン、7日なら35,000/40,500/31,500ウォン、30日なら71,500/77,000/64,300ウォンです。

つまずきやすいルールが3つあります。1つ目は、通話・SMSの発着信が使えるのは、空港のKTローミングセンターで対面の本人確認(Entry Check)を済ませてからという点。パスポート1冊で登録できる番号は1つです。2つ目は、スマホのSIMロックを解除しておく必要があり、KTは韓国発行のクレジット・デビットカードでの支払いを受け付けない点(日本発行カードについての制限は公式ページに記載がありません)。3つ目は、90日未満の滞在向けの商品で、購入から90日以内に使わないと返金なしで失効する点です。
発信は従量制で、KTは国内通話1秒4.4ウォン、SMS1通110ウォン(5,500〜55,000ウォン単位でチャージ)、SKテレコムは通話1秒4.4ウォン、国内SMS33ウォンです。着信・受信はどちらも無料です。

韓国 eSIM・SIM・Wi-Fi・ローミング比較表
| 方法 | 公式料金(2026年9〜10月確認) | 韓国の010番号 | 受け取り方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 韓国キャリアのeSIM(KT/SKT/LG U+) | 1日6,500・3日18,000・7日35,000・30日71,500ウォン(税込) | 通話付きプランのみ、本人確認後 | メールのQRコード、出発前にインストール | カウンターに行かずに無制限が欲しい人 |
| 旅行用eSIM(Airalo) | 3日1GB 4.00ドル・7日5GB 10.00ドル・7日無制限29.00ドル | なし(データのみ) | アプリかWebで購入後すぐ | データ少なめ、短期旅行 |
| 物理SIM(KT) | 3日データ18,000・通話約60分付き23,500・交通カード付き16,200ウォン | あり(対面の本人確認後) | 空港ローミングセンター、パスポート必須 | eSIM非対応端末、韓国の番号が必要な人 |
| ポケットWi-Fi(韓国キャリア) | LG U+ 1日4,400ウォン〜・SKT 1日4,400ウォン(オンライン予約3,300ウォン) | なし | 空港カウンターで受け取り・返却 | 複数人で1台を共有 |
| 日本キャリアのローミング | 楽天モバイル毎月2GBまで無料・ドコモ世界そのままギガ24時間980円 | 日本の番号のまま | 設定のみ(申込不要の場合も) | 短時間・少量の利用、手続きを省きたい人 |
3. 日本のキャリアのローミングはどう?
日本の番号のまま使えるローミングは、手続きの手軽さでは一番です。楽天モバイルは追加申込なしで海外でも毎月2GBまで無料(超過後は最大128kbps)。ドコモの「世界そのままギガ」は24時間980円で、日本で契約しているデータ量をそのまま使えます(いずれも各社公式サイト、2026年10月確認)。auやソフトバンクにも海外定額サービスがありますが、料金は国やプランで異なるため、各社の公式サイトで韓国の料金を確認してください。
ローミングが向いているのは、1泊2日の弾丸旅行や、地図とメッセージ程度しか使わない人です。2泊3日以上でしっかり使うなら、1日あたりの料金は韓国 eSIMのほうが安くなることが多いです。ローミングをオフにし忘れて高額請求、という失敗も毎年聞くので、eSIMを使う日は日本の回線の「データローミング」をオフにしておきましょう。
4. ポケットWi-Fi:グループ旅行やeSIM非対応端末向け
ポケットWi-Fi(韓国では「エッグ(에그)」と呼ばれます)は日単位でレンタルし、近くにいる全員で共有します。韓国側ではLG U+が1日4,400ウォン(約520円)から、モバイルバッテリー付き。SKテレコムのT Wi-Fiルーターは1日4,400ウォンで、オンライン予約なら1,100ウォン引きの3,300ウォンです。日本で借りるタイプ(イモトのWiFi、グローバルWiFiなど)もあり、出発空港で受け取れるのが利点です。料金はプランや時期で変わるので各社サイトで確認してください。

韓国キャリアで借りる場合は、日額だけでなく保証金も確認を。LG U+はパスポートと同じ名義のカードが必要で、クレジットカードなら1,111ウォンを仮押さえするだけですが、デビットカードだと70,000ウォン(約8,260円)の保証金を預け、良好な状態で返却すると返金されます。
ポケットWi-Fiの本当のコストは、お金より「行動が縛られること」です。ルーターは1台、バッテリーも1つ、持つ人も1人。午後だけ別行動したら、誰かがネットなしになります。一日中一緒に動く2人以上ならいちばん安く全員をカバーできますが、ひとり旅なら3つのなかで最も不利な選択です。
5. 空港カウンターで買うか、出発前に用意するか
3キャリアとも、仁川空港の第1・第2ターミナル、金浦空港、金海空港に受け取りカウンターがあります。確認したいのは営業時間です。KTは第1ターミナルのA到着ロビー付近(2番出口向かい)が6:00〜22:00、F到着ロビー付近(13番出口向かい)が24時間。LG U+も第1ターミナル1階のFゲートが24時間、Aゲートが6:00〜22:00です。羽田〜金浦便で到着する人も、金浦空港のカウンターで受け取れます。

夜遅い到着でもなんとかなりますが、入国審査と荷物の受け取りのあと、24時間カウンターまで到着ロビーを端から端まで歩き、さらに列に並ぶことになります。仁川空港は入国審査と荷物で1〜2時間見ておくよう案内しています。eSIMならこの手順そのものがなくなる、というのが韓国 eSIMを選ぶいちばんの実用的な理由です。キャリアの商品を使う場合も、オンラインで予約してから受け取るほうが、窓口でいきなり買うより安く早く済みます。
韓国の通信手段でよくある失敗
- 韓国キャリアで料金が違うと思い込む:KTとSKテレコムは1・3・7・30・90日で6,500/18,000/35,000/71,500/143,000ウォンと同じ料金表です。
- データ専用を買ってからSMS認証が必要になる:LG U+はデータ専用ではSMS認証に対応しないと明記しています。韓国のアプリで認証コードを受け取るなら通話付きプランを。
- 「無制限」を文字どおりに受け取る:KTは1日11GB超で5Mbps(0時にリセット)、SKテレコムは最大100Mbpsです。
- 韓国に着いてからeSIMを入れようとする:インストールにはネット接続が必要です。日本のWi-Fiで済ませましょう。
- eSIM対応とSIMロックを確認しない:KTもSKテレコムも、SIMロック解除が必要で、すべての機種・周波数に対応するわけではないとしています。
- 日本の回線のデータローミングをオンのままにする:eSIMとは別に日本のキャリアで課金されることがあります。
- ポケットWi-Fiの保証金を忘れる:LG U+はデビットカードだと70,000ウォンを預かります。
韓国 eSIM・SIM・Wi-Fiについてよくある質問
韓国旅行はeSIMと物理SIMのどちらがいいですか?
eSIM対応スマホで短期旅行なら韓国 eSIMがおすすめです。出発前にインストールでき、空港カウンターに並ぶ必要がありません。eSIM非対応の端末や、韓国の010番号が必要な場合は物理SIMを選びましょう。
韓国 eSIMの料金はいくらですか?
韓国キャリア(KT・SKテレコム・LG U+)のeSIMは1日6,500ウォン、3日18,000ウォン、7日35,000ウォン、30日71,500ウォン(税込)。データ量が少なくてよいなら、Airaloの3日1GB 4.00ドル、7日5GB 10.00ドルなど旅行用eSIMのほうが安く済みます(2026年9月確認)。
eSIMは韓国に着いてすぐ使えますか?
出発前にインストールしておけば、機内モードを解除した時点で自動的につながります。インストールにはネット接続が必要なので、日本のWi-Fiで済ませておきましょう。
eSIMで韓国の電話番号はもらえますか?
韓国キャリアの通話付きプランのみです。KTは010番号を提供しますが、通話・SMSは空港での対面本人確認(Entry Check)後に使えるようになります。Airaloなど旅行用eSIMはデータ専用です。
ひとり旅でもポケットWi-Fiは必要ですか?
おすすめしません。1日3,300〜4,400ウォン程度で短期のeSIMより安くならないうえ、充電や返却の手間がかかります。2人以上で一日中一緒に行動する場合に向いています。
日本のキャリアのローミングで韓国旅行はできますか?
できます。楽天モバイルは海外で毎月2GBまで無料、ドコモの世界そのままギガは24時間980円です(2026年10月確認)。短期間・少量の利用なら手軽ですが、2泊3日以上しっかり使うなら韓国 eSIMのほうが割安なことが多いです。
韓国の「データ無制限」は本当に無制限ですか?
容量は無制限でも速度は制御されています。KTは1日11GBを超えると5Mbpsに制限され(0時にリセット)、SKテレコムは最大100Mbpsとしています。
韓国でSIMカードを買うのにパスポートは必要ですか?
必要です。KTはパスポートか外国人登録証を求めており、SKテレコムは通話・SMSを有効にする前にパスポートの真正性を確認します。
通信の次に準備しておくこと
データは、到着前に片付けておきたい準備のひとつです。ほかには入国書類と空港からの移動があります。K-ETAが必要かを確認し、無料の入国カード(e-Arrival Card)を提出、そして仁川空港からソウル市内へのルートを決めておきましょう。明洞に泊まるなら仁川空港から明洞への行き方もどうぞ。つながってしまえば、あとはNAVER MapとKakao Tが旅を助けてくれます。
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出典(確認した公式ページ)
- KT Roaming:Korea SIM Card(料金、010番号、Entry Check、90日制限)
- KT Roaming:空港カウンターの場所と営業時間
- SKテレコム Roaming:LTE eSIM(料金、100Mbpsの速度方針、通話・SMS料金)
- SKテレコム Roaming:T Wi-Fiルーターのレンタル
- LG U+:Korea eSIM(データ専用の制限、オンライン割引、T-moneyカード)
- LG U+:Korea Pocket Wi-Fi(日額と保証金)
- LG U+:仁川空港第1ターミナルのカウンター営業時間
- 楽天モバイル:海外ローミング(毎月2GBまで無料)
- NTTドコモ:世界そのままギガ
最終確認:2026年9〜10月(KT Roaming、SKテレコム Roaming、LG U+ Korea SIM、Airalo、楽天モバイル、NTTドコモの公式ページ)。料金は変わることがあるので、購入前に各社のページで確認してください。円換算は2026年10月14日の参考レート(100円=約847ウォン、1ドル=約158円)です。