結論:韓国旅行の地図アプリはNAVER Map(ネイバーマップ)一択です。スマホアプリなら日本語表示に切り替えられ、徒歩・電車・バス・車のルート案内がすべて使えます。一方、Googleマップは韓国では今も徒歩や車のナビができず、NAVERのPC版地図には言語設定がありません。日本を出る前にアプリを入れて、日本語に設定しておきましょう。
韓国旅行クイックガイド
入国手続き:日本国籍ならK-ETAは2026年12月31日まで免除。入国カード(e-Arrival Card)もオンラインで。
スマホ・通信:地図アプリは通信がないと役に立ちません。韓国eSIM(Airalo)を日本で設定しておけば着いてすぐNAVER Mapが使えます。比較は韓国 eSIM・SIM・ポケットWi-Fi比較へ。
空港から市内へ:仁川空港からソウル市内へのアクセス比較、仁川空港から明洞への行き方。AREX直通列車はKKdayでも予約できます。
一緒に入れたいアプリ:タクシーはカカオT・k.ride、翻訳はPapago。交通カードはT-moneyを。
お金の準備:屋台や市場では現金も必要。韓国の両替・WOWPASSガイドをどうぞ。
現地ツアー:GetYourGuideでソウルのツアー、KKdayでKTXや韓国限定パス。
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韓国に来た日本の友人がまず驚くのが、「Googleマップが半分しか動かない」こと。お店は探せるし口コミも読めるのに、「そこまで歩いて案内して」と頼むと、点線を引いてあきらめてしまいます。
これはバグではなく、韓国の地図データに関する法律が理由です。2026年2月にそのルールが一部動きましたが、旅行者にとってはまだ何も変わっていません。この記事では、NAVERのヘルプページやアプリストアの公式情報、2026年6月のNAVERの発表、韓国政府の2026年2月27日の発表をもとに、NAVER Mapを日本語で使う方法と、KakaoMap・Googleマップとの使い分けをまとめます。
要点まとめ
- NAVER Mapのアプリは日本語・英語・中国語・韓国語の地図表示に対応し、英語の音声ナビもあります。
- 言語の切り替えは「プロフィールアイコン(左上)→歯車→言語→日本語」。
- PC版のmap.naver.comには言語設定がなく、日本語・英語表示はできません。使うのはアプリ。
- KakaoMapは韓国語と英語のみで日本語表示はなし。地名の多くはハングルのまま。
- Googleマップは2026年9月時点でも韓国で徒歩・車のナビができません(地図データの国外持ち出しは2026年2月27日に条件付き承認されたものの未提供)。
- 検索とルート案内は韓国の電話番号なしで使えます。2026年6月4日からはパスポート認証で予約・注文・決済も可能に。
- 翻訳はNAVERのPapago(13言語・156の言語ペア)が韓国では定番。

目次
なぜ韓国ではGoogleマップが使えないの?
韓国の「空間情報の構築及び管理等に関する法律」(第16条・第21条)では、測量データを国外に持ち出すには政府の許可が必要です。グローバルな地図アプリにはこの許可が必要で、自動的に下りるものではありません。

徒歩や車のルート案内には、この許可の対象となる詳細なデジタル地図が必要です。だからGoogleマップは場所のピンや口コミは表示できても、ルートは出せないのです。どの縮尺の地図が持ち出し可能かという具体的な数字は、韓国政府が英語で公表しているわけではないので、ネットで見かける数字は参考程度にしてください。
2026年2月に何が変わった?
2026年2月27日、2007年、2016年、2025年と申請を重ねてきたGoogleの1:5,000地図データの国外持ち出しについて、政府の協議体が条件付きで承認しました。

条件は厳しく、元データは韓国のパートナー経由で韓国内のサーバーで処理すること、編集した地図は持ち出し前に政府の承認を受けること、軍事・安保施設のぼかしと座標の削除、韓国内に責任者を置き、問題があればすぐ停止できる仕組みを用意することなどが求められています。
旅行者にとって大事なのはここからです。最新の報道(2026年8月下旬、それ以降も新しい情報は見当たらず)の時点で、Googleマップの韓国でのナビ機能はまだ始まっておらず、開始日も発表されていません。それまではGoogleマップは「場所の検索・口コミ・公共交通のルート」までと考え、韓国の地図アプリを入れておきましょう。
1. NAVER Mapを日本語にする設定方法
NAVER Mapは韓国語・英語・中国語(簡体字)・日本語の4言語に対応した、韓国でいちばん使われている地図アプリです。日本語に切り替えると、メニューや主な地名、駅名などが日本語で表示されます。
Androidの場合
- 手順1:左上のプロフィールアイコンをタップ
- 手順2:右上の歯車(設定)アイコンをタップ
- 手順3:「言語(Language)」を選んで「日本語」を選択

iPhoneの場合
手順は同じく「プロフィールアイコン→歯車→言語」ですが、iOSではシステムの設定に移ります。iPhoneの言語が日本語ならそのまま日本語表示になることが多く、うまくいかない場合は「設定」アプリ→「NAVER Map」→「言語」で日本語を選んでください。
PC版には日本語がない
旅行の計画をPCで立てる人がよく引っかかるのがここです。map.naver.comには言語設定がなく、「その他→設定」にあるのは位置情報やストリートビュー、履歴の設定だけ。URLに?lng=enなどを付けても変わりません。日本語で使えるのはスマホアプリだけなので、行きたい場所の保存もアプリで行いましょう。
アプリは最新版にしておきましょう。公式のストア情報では、iOS 16.0以上・Android 8.0以上に対応し、韓国語・英語・日本語・中国語の地図と英語ナビを提供するとされています。なお、アプリ内のAIアシスタント「Place Agent」は今のところ韓国語のみです。
2. NAVER Mapの使い方:旅行で役立つ機能
- 電車・バスのルート検索:出発地と目的地を入れると、地下鉄の乗り換え、出口番号、バスの到着予定まで表示されます。
- 徒歩ナビ:横断歩道や地下道、階段まで細かく案内してくれます。
- 営業中のお店を探す:「약국(薬局)」「환전(両替)」などで検索すれば、今開いている店がわかります。
- タクシーで見せる:保存した場所の韓国語の住所をそのまま運転手さんに見せられます。
- 予約・注文:パスポート認証をすれば、レストランの予約や注文・決済も(後述)。
検索のコツは、日本語のカタカナよりもハングルの店名をコピーして貼り付けること。お店の公式SNSやWebページからハングル表記をコピーすると、検索結果がぐっと正確になります(日本語での検索もある程度できますが、ヒットしない店もあります)。

3. KakaoMapとの違い
KakaoMapにも英語表示があり、「목록(メニュー)→설정(設定)→앱설정(アプリ設定)→언어(言語)→영어(英語)」で切り替えられます。ただ、英語に切り替えるには韓国語のメニューをたどる必要があります。
- 日本語表示はない:韓国語と英語のみ。NAVER Mapのような日本語・中国語表示はありません。
- Web版は韓国語のみ:map.kakao.comに言語設定はありません。
- 地名はハングルのまま:英語にしてもメニューだけが変わり、地名やバス停名はハングルのまま、という報告が多くあります(公式には明記されていません)。
4. 結局どれを使う?地図アプリ比較
| 項目 | NAVER Map | KakaoMap | Googleマップ |
|---|---|---|---|
| アプリの表示言語 | 韓国語/英語/中国語/日本語 | 韓国語/英語のみ | 多数 |
| PC版で日本語・英語 | なし | なし | あり |
| 徒歩ナビ | あり | あり | なし |
| 車のナビ | あり(英語音声) | あり | なし |
| 電車・バスのルート | あり | あり | あり |
| 日本語・英語の口コミ | 少なめ | 少なめ | 多い |
ソウル在住の私の使い分けは次のとおりです(これは公式情報ではなく編集部の意見です)。
- NAVER Mapを日本語でメインに:日本語表示があり、横断歩道や地下道まで案内が細かい。
- KakaoMapを予備に:バスの到着時刻が見やすいこともあり、ルートが怪しいときの確認用。
- Googleマップは口コミと事前リスト用:日本語の口コミを読んで、行きたい店を保存しておくのに便利。道案内には使わない。
5. 韓国の電話番号は必要?パスポート認証で予約・決済も
NAVER MapもKakaoMapも、検索とルート案内に韓国の電話番号は必要ありません。NAVERのヘルプでは、外国人旅行者も実名認証なしでNAVER IDを作ってアプリを使えると案内していて、そもそもログインしなくても検索とルート案内はできます。
さらに2026年6月4日から、NAVERの「パスポート認証」で、韓国の携帯番号の代わりにパスポートで本人確認ができるようになり、NAVER Map内の予約・注文・決済が使えるようになりました。場所の保存や口コミの投稿にはNAVERアカウントが必要です。

6. Papagoと Google翻訳の使い分け
PapagoはNAVERの翻訳アプリで、韓国語を軸に作られています。NAVERのヘルプでは13言語・156の言語ペアに対応。もちろん日本語にも対応しています。韓国語の敬語の扱いがほかの翻訳より自然だとよく言われますが、公式に比較したデータはないので、あくまで評判として受け取ってください。

Google翻訳は対応言語がずっと多く、書類の翻訳にも便利です。韓国語なら現地の人も使うPapago、それ以外はGoogle翻訳、と両方入れておくのがおすすめ。どちらも無料です。メニューの写真をカメラで翻訳する機能は、市場や屋台でも大活躍します。
NAVER Mapでよくある失敗
- PCでルートを調べる:NAVER Mapの日本語表示はアプリだけ。KakaoMapもPC版は韓国語のみ。
- Googleマップで歩こうとする:2026年9月時点で韓国では徒歩ナビが使えません。
- 2月の承認で使えるようになったと思い込む:承認はされたが機能は未提供、開始日も未定。
- KakaoMapだけ入れる:日本語表示がなく、英語もメニューだけ。
- 到着してからアプリを入れる:自宅のWi-Fiでダウンロードと日本語設定、eSIMの設定まで済ませておく。
- カタカナで検索して見つからない:ハングルの店名を貼り付けると精度が上がります。
- NAVERで日本語の口コミを探す:口コミはGoogleマップ、道案内はNAVER Mapと分ける。
NAVER Mapについてよくある質問
NAVER Mapは日本語で使えますか?
使えます。スマホアプリなら韓国語・英語・中国語・日本語の地図表示に対応しています。PC版のmap.naver.comには言語設定がなく、日本語表示はできません。
NAVER Mapを日本語にするには?
左上のプロフィールアイコン→右上の歯車→言語→日本語の順にタップします。iPhoneでは設定アプリのNAVER Mapの項目から言語を選ぶこともできます。
韓国でGoogleマップが使えないのはなぜですか?
韓国の空間情報法で測量データの国外持ち出しに政府の許可が必要で、ナビに必要な詳細地図がGoogleになかったためです。2026年2月27日に条件付きで承認されましたが、最新の報道時点でナビ機能は始まっておらず、開始日も未定です。
KakaoMapは日本語に対応していますか?
対応していません。KakaoMapのアプリは韓国語と英語のみで、Web版は韓国語だけです。日本語で使いたいならNAVER Mapを選びましょう。
韓国旅行におすすめの地図アプリは?
NAVER Mapです。日本語表示があり、徒歩・電車・バス・車のルート案内がすべて使えます。KakaoMapを予備に、Googleマップは口コミ確認用に使うのがおすすめです。
NAVER Mapは韓国の電話番号がなくても使えますか?
使えます。検索とルート案内はログインなしでも利用でき、2026年6月4日からはパスポート認証で予約・注文・決済も使えるようになりました。
PapagoとGoogle翻訳はどちらがいいですか?
韓国語ならPapagoのほうが自然だという評判が多いですが、公式の比較データはありません。Papagoは13言語、Google翻訳はより多くの言語に対応しているので、両方入れておくのがおすすめです。
NAVER Mapはオフラインで使えますか?
オフラインで使える機能は限られているので、アプリ内で確認してください。基本的には通信がある前提で、eSIMなどを準備しておくのが安心です。
地図アプリの次に準備すること
地図アプリと通信はセットです。まずeSIM・SIM・ポケットWi-Fiを決め、次にK-ETAと入国カードの確認を。そのうえで交通カード(T-money)と空港から市内への行き方を決めておけば、到着後に迷いません。NAVER Mapで見つけたお店の会計前にはタックスリファンドのルールもチェックしておきましょう。
韓国旅行の予約はここから
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出典(確認した公式ページ)
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最終確認:2026年9〜10月(NAVERのヘルプページとアプリストア情報、NAVERのパスポート認証の発表〈2026年6月〉、韓国政府の地図データ持ち出しに関する発表〈2026年2月27日〉)。Googleマップの韓国でのナビはいつ始まってもおかしくないので、後日読む場合は出発前にGoogleマップのルート案内を試してから判断してください。
